IT業界に就職して思ったこと(その1)
※今回の記事は個人的な趣向が多分に出てしまって、ちょっと屈折しております。。
オレがIT業界に身を置いて社会人になって10年近く経っているってのもあるんだけども、つくづくこの業界で長く働くイメージが難しいなって感じる。
なぜか?
技術トレンドの移り変わりがめちゃくちゃ早い。一個覚えるとまた世間の関心が次に移っていくってのが当たり前。
個人的にこの業界を選んだのは就活の時にWeb2.0 とか流行っていて
”技術はカネになる”
”会社に依存せず生きていけるようになりたい”
って意思があったからなんだけど、実際にそれが可能な人ってのは一握りっていうのは入ってしばらくしたらわかった。
そもそもの知識ベースがないってのはもちろんなんだけど、出来る奴は思考ベースで違うんだよね。
同じ初学者でも、オレが10理解する頃に20理解して先に進んでいく。みたいな。
それでも勉強すればある程度の仕事できるようになるよ?精神的にはめっちゃしんどいけど。
あっちなみにオレが言っているのは、どっちかっていうとIT業界の下流の話ね。
そして念のため言っておくけど、別に下流を差別する意識は少なくとも持っていないです。単に役割分担の話で、人の向き・不向きレベルの話題だと思っています。
(そうはいっても往々にして上流の方が収入が大きくなりがちっていう事実はあるけども、それはIT業界のビジネス構造の問題かなぁって思う。)
新しい技術を新しく学ぶって結構しんどい。言語とかで基本的なプロトコルが似ているケースだったら学びやすいと思うんだけど、そうじゃなかったら技術の基本思想を一から学びなおすってことが必要になる。
国語の試験勉強していたのに明日から数学の試験勉強開始する、みたいな。
若いうちはそれでもある程度何とかやっていけるんだけど、年を重ねるにつれてキツくなってくる。
いやいやそんなことないよ!やっていけるよって人もいると思うけど、それはほんの一握りの人です。
新しく学ぶっていうのにそもそも体力と気力が必要だというのは何となく理解いただけると思うが、実際に大手の会社で40歳台を超えてゴリゴリやっているオッサンとかなかなかいないから。40歳代でバリバリやっている人っていうとコンサルよりの仕事もしつつっていうケースが多いかな、周りを見ると。
無難なルートなるとプロジェクトマネジメント系の業務に就くのが王道かと思う。まぁこちらの場合は、新しい技術を学べる気力と体力を持った若手に脅かされる形になるのだけれども。
オレも今はマネジメントよりの仕事がメインでやっている。まだ中堅なので技術的なところを勉強しつつ、活かしつつって感じで。ただ、コンサルよりの仕事もしたいので、それを意識しつつ普段の業務を行っていかないといけないと自戒しております。
全体的に現状に絶望している感じが前面に出てしまっているが、次はこの業界に入ってよかったことを書こうと思う。
※ちなみに、今日パチスロのリゼロで初の完走しました。246円も始めて見ました。写真撮り忘れたけど。